アギーレ監督イラク戦前日記者会見

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1月16日にアジアカップ2015のグループステージ第2戦となるイラク戦に臨む日本代表のハビエル・アギーレ監督とMFの遠藤保仁が、試合会場となるブリスベン・スタジアムにて公式記者会見を行った。
アギーレ監督はスペインでの八百長問題で、スペイン検察当局による告発が裁判所に受理されたという報道があった直後の会見とあり、同問題について記者から質問が飛んだが、「サッカー以外の話はしない」として、イラク戦に向けたコメントだけに回答した。同席した遠藤は、イラク戦に出場すれば日本代表150キャップとなるが、「明日、出るか出ないかは監督次第」と、自然体の彼らしいコメントを残した。
日本対イラクの試合は1月16日、日本時間で18時にキックオフとなる。
以下、会見のコメント。

ハビエル・アギーレ監督「みなさん、こんにちは。明日はイラクとの非常に激しい戦いが待っています。非常にいいサッカーをする重要な選手たちを抱えているチームです。両チームとも勝ち点3で並んでいますので、明日の勝者がこのグループを突破できるということになりますので、評価の高い、インテンシブの高いゲームになると思います」

遠藤保仁「明日の一戦は予選を占う上で非常に重要な一戦になると思っています。イラクは素晴らしいチームなので、自分たちの持っている力をすべて出せればいい結果が残せると思っているので、チーム一丸となって、明日の試合に全力で集中して高いモチベーションを持って臨みたいと思います。明日出るか出ないかは監督次第なので、149で止まるかもしれませんし、出られたら非常にうれしく思います」

——大会前から大会が始まったらサッカーの話だけをすると言っておりましたが、昨日、報道で、八百長疑惑の告発が受理されたと聞きます。監督のほうに正式な連絡があったか。またチームへの影響はあるか。選手に対してお話することはあるかどうか?
アギーレ監督「私は選手たちとはサッカーの話しかしません」

——サッカーの質問ではないんですけど、スペイン当局から書類、通知などは届いているのか?
アギーレ監督「サッカーの話しかしません」

——前回のチームのパフォーマンスを考えたら次の試合には自信を持って臨めるか?
アギーレ監督「非常にいい前半だったと思いますが、4点目が早い時間に入り、最後の40分は少しパフォーマンスが落ちたところもあったと思います。その試合中にイラク戦のことを考えたのかもしれないが、そこで気を抜いたわけではなく、しっかりとこのイラク戦に集中して来ることはできている」

——イラクにはどのような印象を持っているか? プレーヤーとしても1986年のワールドカップでイラクの選手と対戦していると思うが?
アギーレ監督「1986年に対戦したときも非常に強くスピードがあり、プレー強度のあるチームだと思いました。アステカ・スタジアムで対戦したことをよく覚えています。非常に難しいゲームでした。FKでやっと点を取れて1-0で勝った試合だした。最近の試合ではイラン戦、ヨルダン戦と2試合をチェックしましたが、コンビネーションが多い、また勇敢なプレーをするプレー強度の高いチームだと思いました」

——遠藤選手に質問します。長い期間、プレーしてきましたが、自分自身でいったい何が伸びているのか? サッカー選手に何が一番大事なのかを教えてください。
遠藤「自分でも分かりません。自分の中ではまだまだ若いと思っているので、もちろん周りの方のサポートのおかげもありますし、自分の中では常に向上心を持って、いろいろなことにトライしているので、それがいい方向に言っているのかなと思います」

——ミックスゾーンで選手たちが、戦術的な柔軟性が大事と言っていたのですが、それはイラク戦に向けて監督が意図しているものなのか?
アギーレ監督「選手には戦術的なベースを与えています。しかし、判断を下す自由は持っています。それはチームの発展のことを考えて与えている自由であって、イラク戦のことだけを考えているわけではない。彼らは非常に賢く、成熟した選手たちなので、縛ってしまってはいけないと思います」

——こういう難しい試合になるとリスタートが重要になると思いますが、昨年のW杯では171ゴールのうち3点しか直接FKからのゴールがなかったが、そこをどう考えているか?
アギーレ監督「私は170分の3というデータは見ておりませんが、通常、セットプレー全体で考えますと、3分の1から半分くらいはセットプレーから決まっているという印象があります。ここ最近3試合を見ますと、オーストラリア戦、ホンジュラス戦もセットプレーから決まっています。3試合のうち2試合でセットプレーから取れていれば決して悪くはないと思っています。明日はより運が味方をしてくれたらと思います」
遠藤「セットプレーは非常に重要な部分ですし、キッカーの立場からすれば直接狙える位置であれば、GKと自分の駆け引きであるでしょうし、いろいろなことを考えながらやっていきたい。直接狙えない位置でも、とにかくいいボールを蹴れば、あとは中の選手が合わせてくれると思うので、もし明日、僕が試合に出れば、ゴールにつながるキックができればうれしく思います」

——監督自身もタフな選手だったと思いますが、遠藤選手についてどのようなことを求めていきたいですか?
アギーレ監督「まず人間として驚かされました。選手としては昔から知っています。素晴らしい人間なので、ピッチ内外で常に周りを助けながら、たくさんの笑顔を見せてくれる素晴らしい男です」

——本田選手が前回の試合、でまだコンディションが上がりきっていないと言っていましたが、あと遠藤選手にはこの熱いコンディションの中で90分間走り切れると思いますか?
「(本田)圭佑はいいフィジカルコンディションだと思います。90分、走ることができたと、私は思っています。明日、プレーしたとしても素晴らしいコンディションでプレーしてくれると思います。本日のドクターの報告でも全員の状態がいいということでした。ヤット(遠藤)は自分のクラブでも毎試合90分プレーしているので、全く問題ないと思います。前回の試合の交代も戦術的な交代であって、彼が走れなかったわけではありません」
遠藤「明日は非常に湿度が高いと予想しているので、かなりタフなゲームになるとは思いますけど、自分たちがリードしている状態にすれば、よりいい状況でゲームを進められると思うので、なにも問題はないと思います。監督が言ったように、全員、コンディションはいいと思う。バテる選手もいるかもしれないですけど、そこは周りの選手がサポートしながらやっていければいいんじゃないかなって思います」

——昔からいい選手だと知っていたというが、なぜ、遠藤選手を就任当初は招集しなかったのか? 遠藤選手には招集されなかった期間は代表でのキャリアは終わったと思ったか?
アギーレ監督「先ほども言ったが、遠藤のことは長年知っている。たくさんの国際大会に参加していた。そして彼を招集しなかったのは、もうすでに知っている彼を招集するより、知らなかったJリーグの選手を招集することを選択したからです。そして彼は昨年素晴らしいシーズンをチームで過ごしました。そして非常にいい、力強い終わり方をしたので今、代表に入っています」
遠藤「もちろん代表には常に選ばれたいと思っていました。監督が就任した当初、呼ばれない時期がありましたけど、そのときもクラブで高いパフォーマンスを見せられれば、必ず呼ばれると思っていたので、それを信じて、あとは自分の力を信じて、呼ばれない時期も自分なりに努力していましたし、監督から呼ばれたときは非常にうれしく思いました」

——アジアカップに参加してみて大会のクオリティー、質をどう感じているか?
アギーレ監督「私はコパ・アメリカ、ゴールドカップ、アジアカップなどに参加しておりますが、もちろんチーム数が多いので、そのレベルに差はありますが、全体的には高いレベルが見られると思います。その見返りとしてワールドカップの枠が増えたのだと思う。世界のどこでも通用する選手が何人もおりますし、運営のレベルも国際大会レベルになっていると思います。選手、チーム、運営など、すべてが高いレベルにあると、私は感じています」

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