苦しみながらもアルゼンチンの16強進出が決定

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大会10日目に突入し、ベロオリゾンテのエスタディオン・ミネイロンではグループFのアルゼンチン×イランが行われた。アルゼンチンの圧倒的な優位と思われた一戦だったが、試合は予想に反して息詰まる展開に。しかし、最後の最後に試合を動かしたのは、アルゼンチンの主将を務めるFWメッシだった。

初戦でグループ最大の難敵と言われたボスニア・ヘルツェゴビナを破り、7大会ぶりの栄冠に向けて好スタートを切ったアルゼンチンに対し、イランは初戦のナイジェリア戦でスコアレスドロー。この試合は、イランの守備をアルゼンチンの攻撃陣がどう攻略するのかに注目が集まった。

アルゼンチンは立ち上がりから圧倒的にボールを支配するも、FWを含めたほぼ全員でゴール前を固めるイランの守備ブロックにスペースを見出せず、思うように攻撃の形が作れない。21分には細かいパスをつないでFWアグエロがペナルティエリア内でシュートに持ち込んだが、GKのファインセーブに阻まれた。一方のイランは、メッシを徹底的にマークしつつ、ファウル覚悟の粘り強い守備とバイタルエリアにスペースを与えない組織的な連係でアルゼンチンをシャットアウト。精度の高い相手のFKもしのぎ、前半を0-0で折り返した。

後半に入ってもボールはアルゼンチンが支配するが、イラクも前がかりになり始めたアルゼンチンの隙を突いて正確なロングボールや、技術の高いドリブルで鋭いカウンターを発動。52分には右サイドに展開して最後はFWグーチャンネジャドの頭に合わせ、67分にも右サイドの後方からゴール前に放り込まれたアーリークロスにFWデヤガーが頭で合わせて決定的な場面を作るなど、アルゼンチン守備陣を大いに慌てさせた。

しかし、ドラマは最後に待っていた。アディショナルタイムに突入した90+1分、ペナルティエリア手前のやや右でボールを持ったメッシが、細かいステップから左足を振り抜くと、シュートは弧を描いてゴールに吸い込まれ、土壇場でアルゼンチンが決勝ゴールを奪取。試合はそのまま終了し、苦しみながらもアルゼンチンが1-0でイランを下した。この結果、アルゼンチンは勝ち点を6とし、グループステージ突破を決めた。

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