前回王者スペインがまさかのGS敗退!

fe_ne_20140618_011時間前にオランダがオーストラリアに3-2で競り勝った結果を受け、勝たなければグループステージ敗退という状況でスペインはチリ戦に臨んだ。一方のチリはスペインに勝利すれば、グループステージ突破が決まる。そうした両者の状況が交錯する中、6月18日、グループBのスペイン対チリは、リオデジャネイロのエスタディオ・マラカナンで16時にキックオフを迎えた。

スペインは黄金期の攻撃を担ってきたシャビをスタメンから外し、4−2−3−1の2列目にはペドロ、イニエスタ、ダビド・シルバを並べた。DFラインもセルヒオ・ラモスとコンビを組んだのは、チリのスピードを警戒してか、ジェラール・ピケではなくハビエル・マルティネスだった。序盤からチリが前線から激しいプレスを行い、運動量でも積極性でもスペインを圧倒していく。20分にはその勢いのまま、右サイドでボールを奪うと、アレクシス・サンチェスが突破を図り、チャルレス・アランギスにスルーパスを供給。受けたアランギスはペナルティーエリア右から、さらに折り返すと、詰めていたエドゥアルド・バルガスがGKイケル・カシージャスを冷静に交わしてゴールを決めた。

立て直したいスペインは、その後もパスワークを生かしてチリのゴールに迫ろうとするが、それをチリの組織的な守備が凌駕する。攻守の切り替えが早く、瞬く間に帰陣して組織的な陣形を取るチリに対して、スペインはパスを入れることができず、持ち味であるコンビネーションを発揮することができない。また、チリのプレスに屈したのか、らしくないパスミスも連発し、そこから逆にカウンターを食らう場面も何度か見られた。前半終了間際の43分、チリは中央でFKを得ると、これをA・サンチェスが直接狙う。GKカシージャスがパンチングで弾き返すが、そのセカンドボールがアランギスのもとへ。アランギスはトラップすると素早くシュートし、ゴール右に追加点を決めた。

2点を追いかけるスペインのビセンテ・デル・ボスケ監督は、後半頭からシャビ・アロンソに代えてコケを投入するが、選手同士の距離感が遠く、コンパクトに保つことができない。それにより持ち味であるコンビネーションプレーを発揮することができずに苦しんだ。その後も64分にフェルナンド・トーレス、76分にサンティ・カソルラを送り込んだが、最後までゴールを割ることができず、2-0でチリに屈した。4年前の南アフリカではグループステージ第3戦で対戦して敗れていたチリだが、今回はスペインにきっちりリベンジを果たしただけでなく、連勝によりグループステージ突破が決定。第3戦ではオランダと順位を懸けて対決することとなった。

連敗したスペインは第3戦を戦う前にグループステージ敗退が決定。過去の前回大会王者を見れば、1998年王者のフランスが2002年大会で、2006年王者のイタリアが2010年大会でグループステージ敗退を喫しており、スペインもそのジンクスに続くこととなった。

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