メッシ2ゴールでアルゼンチンが首位通過

fe_ne_20140626_ARG-NIG01試合が動いたのは開始わずか3分だった。今大会好調の男が3試合連続となるゴールを決める。アルゼンチンは自陣中央からマスチェラーノが左サイドに張っていたディ・マリアへと鋭い縦パスを入れると、これを受けたディ・マリアはドリブルでペナルティーエリア内に侵入してシュート。GKエニアマが懸命に弾くが、そのこぼれ球にメッシが反応した。後方から走り込んできたメッシはダイレクトでシュート。強く鋭いシュートはゴール左へ突き刺さり、アルゼンチンが先制する。

だが、すぐさまナイジェリアも追いつく。1分後のことだった。ババトゥンデのパスを受けたムサがすかさずシュートを決めて同点に追いついたのである。

怒濤の立ち上がりを受けて始まった試合は、その後、次第に落ち着いていく。その中で主導権を握ったのはやはりアルゼンチンだった。メッシが厳しいマークに遭う一方で、逆サイドのディ・マリアが類い希なる攻撃センスを発揮して起点となる。ディ・マリアは9分にもミドルシュートを放ち、25分にもフィニッシュには至らなかったがメッシに効果的なスルーパスを通した。

38分、アルゼンチンにアクシデントが発生。メッシと並び得点源として期待されるアグエロが負傷したのである。これによりサベーラ監督は、ラベッシをピッチに送り込む。ナイジェリアも粘り強く守り、機を見てカウンターを仕掛けていたが、その均衡を破ったのも、この試合の先制点を決めたメッシだった。前半のアディショナルタイムにアルゼンチンはFKを得ると、キッカーのメッシはコースを突いた正確なシュートでナイジェリアのゴールネットを揺らす。

ただし、ナイジェリアもこのまま黙っていたわけではない。後半に入りギアを上げると、47分にムサがエメニケとの華麗なパスワークからペナルティーエリア内に侵入して同点に追いついたのである。

その3分後の50分、勝負強い今大会のアルゼンチンは、左CKからラベッシのクロスをロホが左足で合わせて得点し、再びリードすることに成功。結果的にこれが決勝点となり、アルゼンチンが3−2でナイジェリアに勝利した。

後半は、63分にメッシが交代したこともあり、ナイジェリアが押し込む時間帯もあったが、3連勝したアルゼンチンが首位通過を果たした。ナイジェリアも他会場で行われていた試合で、イランがボスニア・ヘルツェゴビナに敗れたため、2位でグループステージ突破を決めることになった。

過去2大会では輝きを放てなかったメッシだが、今大会はやはり違う。ここまで3試合連続ゴール。ブラジルのネイマールと並び4得点で、得点王ランキングでもトップを走っている。メッシは文字通りチームの中心として、エースとして、アルゼンチンを牽引している。fe_ne_20140626_ARG-NIG02


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