ボスニア・Hが最終戦で歴史的なW杯初勝利

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大会14日目、グループFのボスニア・ヘルツェゴビナ×イランの一戦が、サルバドールのアレーナ・フォンチ・ノーバで行われた。すでにグループ敗退が決まっているボスニア・ヘルツェゴビナと、わずかにグループステージ突破の可能性を残していたイラン。本大会初出場のボスニア・ヘルツェゴビナはW杯初勝利を目指し、今大会の出場国で唯一まだ得点のないイランは初ゴールとともに奇跡のグループ突破を目指して、グループ最終戦に臨んだ。

試合は、自陣ゴール前に引いて守るイランに対し、ボールをキープするボスニア・ヘルツェゴビナが攻めあぐねる展開で進んだ。ボスニア・ヘルツェゴビナは中盤でボールを回し、イランの守備ブロックに揺さぶりをかけてスペースを狙うが、第2戦でアルゼンチンを苦しめたイランの守備は堅固で、決定機を作り出すことができない。ボスニア・ヘルツェゴビナに重苦しい雰囲気が漂う中、その空気を一変させたのはエースFWジェコの一発だった。MFピャニッチのパスを受けたジェコが、ドリブルでペナルティエリア手前まで持ち込むと、ゴール中央のやや距離のある位置から左足でシュート。イラン守備陣の一瞬の隙を突いたグラウンダーのシュートは、ゴール右ポストを叩きながらゴールに吸い込まれ、ボスニア・ヘルツェゴビナが先制した。

ボスニア・ヘルツェゴビナの1点リードで前半を折り返すと、後半は立て続けにゴールが生まれる。ボスニア・ヘルツェゴビナは59分に相手陣内でのパスカットからパスをつなぎ、最後はペナルティエリア内でピャニッチが落ち着いてシュートを流し込んで2点目。さらに両者とも激しい攻防を経て迎えた82分、イランはMFネクナムが上げたクロスをFWグーチャンネジャードが合わせて1点を返す。しかし、その1分後にボスニア・ヘルツェゴビナのMFヴルサイェヴィッチがペナルティエリア右の角度の少ない位置から左ポストに当たるシュートを叩き込み、これで勝負あり。試合は3-1でボスニア・ヘルツェゴビナが勝利した。

ボスニア・ヘルツェゴビナは歴史的なW杯本大会初勝利を収め、イランも今大会初ゴールを挙げたが、残念ながら両チームともグループステージ敗退が決定。それぞれ大会にインパクトを残しつつも、ブラジルの地を後にすることになった。

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