スペイン意地の3発を置き土産に大会を後にする

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大会12日目に入り、各グループの対戦は3巡目に突入。すでにグループステージ敗退が決まっているグループBのオーストラリア×スペインの一戦は、クリチーバのアレーナ・バイシャーダで行われた。ともに2連敗を喫し、勝ち点を得られないまま迎えた第3戦。スペインはGKカシージャスを先発から外し、ホセ・マヌエル・レイナを先発GKで起用し、オーストラリアも出場停止のエースFWケイヒルに代わってFWタガートがスタメンに名を連ねた。

この試合をもって大会を去る両チームの対戦は、静かな立ち上がりで幕を開けた。ともに高いポゼッションを意識し、お互いの手の内を探り合うように進んだが、徐々に地力に勝るスペインがペースを握り始める。15分を過ぎたあたりから、ジワジワとオーストラリア陣内でボールを保持し始めたスペインは、ようやく36分に先制点を奪う。右サイドからMFイニエスタがオーバーラップしていたDFファンフランへ縦にスルーパスを供給。ペナルティエリア内の敵陣深くまで侵入したファンフランがグラウンダーでマイナス方向のパスをゴール前に送ると、中央で待っていたFWビジャがヒールで流し込むオシャレなシュートを決めた。

今大会初めてリードを奪って前半を折り返したスペインは、69分に追加点を挙げる。オーストラリア陣内の中央でボールを持ったイニエスタが、相手守備陣の間を通すスルーパスをゴール前に送ると、反応したFWトーレスが左サイドからペナルティエリア内に走り込んで落ち着いてシュートを流し込んだ。さらに82分には左サイドからMFセスク・ファブレガスが入れたクロスは、途中出場のFWマタの足もとへ。ファーサイドを抜け出しフリーでボールを受けたマタは、GKの股を抜くシュートで3点目を奪取。結局、試合は3-0でスペインが勝利を収めた。

3点を奪ったとは言え、やはり本調子からは程遠い状態だったスペイン。オーストラリアは細かいパスと前線の高さを活かしたロングパスを使い分け、守備も前半は集中したプレーを見せていた。しかし、イニエスタの縦へのパスと決定力が復活したスペインには敵わず3連敗で大会を去ることになった。

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