スイスが劇的な逆転で息詰まる攻防戦を制す

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現地時間6月15日13:00にキックオフしたグループEのスイス×エクアドルは、息詰まる攻防戦の末、アディショナルタイムに劇的な逆転ゴールを奪ったスイスが2-1で勝利した。

前回大会では、優勝したスペインに唯一の黒星をつけたスイス。その世界屈指の伝統的な堅守を前に、マンチェスター・ユナイテッドでプレーするMFアントニオ・バレンシアを擁するエクアドルは苦戦が予想されていた。しかし、下馬評に反して先制したのはエクアドルだった。22分に左CKを得ると、キッカーのMFワルテル・アジョビがゴール前に絶妙なクロスを供給。ゴール前でフリーになったFWエネル・バレンシアが頭で合わせ、待望の先制点を奪った。先制されたスイスはすぐさま反撃を試みるが、押し上げた最終ラインの裏を狙ってくるエクアドルのスピードあふれる攻撃に苦戦。前半はエクアドルの1点リードで折り返した。

スイスは後半開始からFWアドミル・メーメディを投入。そして後半開始からわずか3分後に、そのメーメディが左CKからのクロスに頭で合わせて同点に追いついてみせる。その後は、両チームともに積極的な攻撃を仕掛けて追加点を奪いにいくも、スイスのみならずエクアドルも予想以上の堅守で対抗し、得点が動かないまま後半アディショナルタイムに突入。そして迎えた90+3分、エクアドルは右サイドからフリーでA・バレンシアがボールを持ち込み、ゴール正面へ絶妙なパスを供給するが、走り込んだ味方はシュートに持ち込めず、スイスにボールを奪われる。スイスはその流れから一気に左サイドへ展開し、DFリカルド・ロドリゲスがゴール前にクロスを送ると、最後は途中出場のFWハリス・セフィロヴィッチがニアサイドで合わせて劇的な逆転に成功した。

勝敗を分けたのは、やはり後半アディショナルタイムのプレー。大事にいき過ぎたエクアドルに対し、スイスはカウンターでドリブルを仕掛けた際、激しいチャージを受けてもアドバンテージを信じて積極的にプレーを続けたことが逆転につながった。さらに、スイスの2得点はいずれも交代で入った選手によるもの。冴え渡った名将オットマー・ヒッツフェルト監督の采配と、それに応えた選手たちの積極性が勝ち点3を呼び込んだと言えるだろう。


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